街はイルミネーションで彩られ、クリスマスムードが高まりつつある今日この頃。クリスマスはいつもより少し贅沢をして、いつもよりも高級なレストランで非日常を過ごされる方も多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが、高級レストランでのマナーです。行き慣れていないお店の場合、服装や振る舞い方などに気を使ってしまいますよね。今回はそんな不安を解消すべく、政財界・スポーツ・芸能界を代表する一流の顧客を抱える都内高級レストランの現役GMとして活躍する萩原清澄さんに、高級レストランで心がけたいマナーについてお聞きしました。

それでは、早速どうぞ!


レストラン予約時に気をつけるべきこと

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レストラン予約においては、予約時の電話での印象と、来店時のエントランスでの印象が最も重要です。

何事も『first impression』ですね。

「お忙しいお時間にすみません、予約のお電話なのですが」

「とても楽しみにしています、よろしくお願いいたします」

という温かい言葉を一言添えることが、この人は慣れているな、いいお客様だなという印象を店側に与えます。

シェフもサービスマンも人間ですから、彼らをその気にさせるエレガントな振る舞いは、良いサービスを受けるためには必須です。

それによって店側はソワニエとして、より丁寧に対応してくれるでしょう。

また、女性を先に歩かせて女性が椅子に座ってから自分が座る。女性のお飲み物のオーダーを先にソムリエに伝えるなど、当たり前のレディーファーストが自然とできている方も、良いサービスを受けられることとなるでしょう。

かっこいい振る舞い

スーツ

レストランというのは舞台です。舞台には舞台衣装というものがあります。

・当たり前ですがコートは脱いでから店に入る。

・手ぶらで店に行く。という基本的なことが皆さんなかなか実践できません。

クリスマスであれば花束やプレゼントはあらかじめ店に預けておく。大きな荷物を持って高級レストランに入店するのはエレガントではありません。

一流のソワニエはいつも手ぶらです。

まあレストランに限らず、ホテルなど公の場など、それもそれ相応の場での身のこなし、立ち居振る舞いというのは、その人の品格を表します。

これは男女問わずです。美しく落ち着いた振る舞いというのは、先にも述べたとおりその人の魅力となります。

欧米の一流レストランにおいては、日本人は振る舞いのわかっていない、取るに足らない人物ばかりだと認識されています。

その証拠に、フランスの三ツ星レストランや、カリフォルニアのグランメゾンを訪れてみてください。

日本人はその国民性からなのか端を好みます。レストランの席も映画も、エレベーターの中でさえ、端へ端へ・・・隅へ隅へ・・・。

レストランに予約の電話をすれば、「できれば端の落ち着いた席で」なんてリクエストしたりします。

欧米においては、レストランというのは華やかな社交の場、舞台の上なのです。

女性は食事制限をして、髪を整えネイルをして、ドレスアップして、とっておきのバッグを持ってそこに向かいます。

男性は、時にはタキシードです。

それ相応のひとかどの人物は、エレガントです。先に述べた、歩き方も美しい。

アピアランス全般が舞台の上にいる、見られている意識です。

女性も同じです。私を見て、素敵でしょ、と。まあ、お淑やかにしていても、そのオーラが漂ってきます。

姿勢 

革靴

日々多くの方々と接しています。政財界芸能界のVIPから、個人流動資産100億円を超える超富裕層と言われる方々まで。

もちろん、人によってライフスタイルは様々で、趣味嗜好、感性も様々です。しかし、それでも彼らすべてに共通していると言えるのが、姿勢の良さと歩き方です。

よく言われる話ではありますが、歩いているさまを見れば一瞬にしてその人がどれほどの人物なのか見抜くことができます。

それはすなわち、彼ら一流の人たちと触れようと思ったら、同じような姿勢、歩き方でない限り、端から見ても異質、異分子・・・すなわち、浮いてしまうということです。

直立したときに、自然な状態で自分の耳が自分の肩より後ろに来ているかどうか、チェックしてみてください。

耳が前であれば一流の基準でいうと猫背です。後頭部の首元からシャツの中に長い物差しを指して、尾てい骨まで届くほどに差す。

その状態を維持して歩く。これが、一流の基準です。

歩くとき。下を見て自分のつま先がまっすぐ前を向いているか確認してみてください。たいてい男の人はつま先が外を向いています。

これがひどくなると蟹股、チンピラ歩きになります。でも、意識してみてみると、まっすぐ正面を向けて歩くことは容易ではありません。女性であれば下を向いてみて、右足と左足の間がどれくらい空いているのかチェックしてみてください。

前を歩く人を見てみるとよくわかりますが、女性の50パーセント以上が蟹股歩きです。

歩き方が悪いと、せっかくの美しい髪形やネイル、洋服やハイヒールも台無しです。

美容にこだわる以上に、歩き方は品格を表します。

一流の方は、本当によく訓練されていたり、よく意識されています。

そしてもう一つが歩くスピードです。建物の中では極力ゆっくりゆったりと歩きます。

レストランやホテルの中で速足はもっての外ですし、たとえどんなに急いでいても、レストラン内で小走り…その時点でソワニエからは確実に除外されます。

しゃべるスピードと歩くスピードは、自分が思っている半分のスピードを意識します。

これは僕自身も彼らから学び、常に心がけていることです。

初めて録音して聞いた自分の声のように、客観的に見たらとてもショックを受けるのが、姿勢と歩き方、歩くスピードです。

いかがでしたでしょうか。

「自分はそこまでのVIPではないから」「少し高級なお店に行くだけだから」・・・とお考えの方は、少し考えを改めてみて下さい。

せっかくのクリスマス、行くのがどんなお店だろうと、あなたがどんな人だろうと。みなさんが最高の舞台で、最高の役者として過ごせますように。


萩原清澄さんが主宰するオンラインサロン「TOKYO遊び方サロン ~出会いは道に落ちていない~」では、一流の飲食店での振る舞い方や人脈の増やし方に関するコラムのほか、萩原さんがオススメする高級飲食店での食事会などを通して、”いまの東京の遊び方”をお伝えしています。

興味のある方は是非!

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