2016年変化する婚活事情

出会いは、「リアル」から「バーチャル」へ

 私が結婚相談所の運営を開始したのは、今から6年前の2010年です。それより以前の2008年、2009年あたりまでは、結婚といえば「婚活パーティ」が主流でした。

 年齢や収入などの条件をクリアした男女が一同集まり、一人2分から3分間お話をして、気に入った人を数人選ぶ。「カップル成立」となると、帰り道カフェやお食事をして連絡先を交換します。これが婚活パーティの一連の流れです。

 つまり、誰と出会うのかわからないけれども、行けば誰かと出会える。とてもリアルでシンプルな仕組みです。

 ところがこの婚活パーティも2010年を過ぎると、勢いを失っていきました。なぜでしょうか。確実に出会えるというのに。

 実は、一見すると甘美な謳い文句である、「確実に出会える」という強みがアダになってしまったのです。どういうことか。3つの観点から説明します。

 1つは、確実に出会えるからこそ疲れ方が半端ないということです。1回でだいたい20名から30名の異性とお話をしますから。

 2つめは、参加料が数千円と出会いにしては比較的安価なことで、安易な出会いを求めてやってくる人が少なくなかったということです。結婚願望のない遊び目的の人も紛れやすいのです。

 3つめは、経歴を盛られやすいことです。男性は収入や会社を偽ることも少なくありませんし、女性も年齢をごまかすことがあります。特に年齢が一番ごまかされやすかったので、多くの婚活パーティ運営会社では身分証明書の提示を求めるようになりました。

 つまり、リアルに出会えるのだけれども、相手が言っている経歴やプロフィールがリアルでない危険性がある。

そこで「たくさんの人に出会えるだけではなく、経歴に嘘がないことが保証されている」—そういう仕組みとして、成長していったのが、「ネット婚活」です。結婚相談所の審査を経て登録された異性を、インターネット上で選ぶことができるサービスです。

家にいながらも「婚活」ができ、比較的少ない労力で出会いにたどり着くことができます。しかし、そこにも大きな問題が…。

 パソコンやスマートフォンを開くと何万人もの異性のデータを見ることが出来ます。これがネット婚活です。もちろん全員を見る時間もありません。自分で条件を絞って検索をします。それでも何百人、何千人がヒットします。その中から出会いたいお相手を選ぶ事ができるのです。

 しかも、そのお相手の経歴はちゃんと結婚相談所が保証してくれているので安心です。「盛られた経歴」に悩まされることはありません。

「家にいながらたくさんの異性との出会いの機会がある!これ以上のものがあるのか!」

と思われるかもしれません。しかし、実は一つ落とし穴があります。

 それは、「こちらが出会いたいからといって相手と出会えるわけではない」ということです。

 例えば30代女性の場合、多くは30代で年収500万円以上という条件で検索をします。私が聞いた中で、年収500万円以上で検索する人は30代女性のうちの8割を超えます。

 同じ条件で検索をすれば同じ結果が出てきます。そこで何が重要になってくるのか。それは「ビジュアル」です。同じ条件の中でビジュアルの良い男性にお見合いのオファーが殺到します。こちらからすれば1件のオファーですが、年収500万円以上の男性には每日10件、20件の女性からのオファーが来ていることになります。その中で選ばれることは至難の業です。

「私は別にルックスじゃなくていいのです。生理的に受け付けない以外はこだわりがありません」そういう人たちに限って、条件検索をした後、写真をじっくり見て「生理的に受け付けるかどうか」というビジュアル審査を厳しく行っています。

 結果、お見合いできない競争率の相手にばかりオファーを出して、お見合いが成立しないという事態が頻出します。この事態は、お見合いパーティよりも深刻です。なぜならば、実際に活動していると言っても、だれとも出会っていないからです。リアルな出会いではなく、バーチャルに一方的に出会っているだけでは、結婚に近づくことが出来ません。

 そこで、2014年あたりからうわーっと盛り上がってきたもの。それがFacebook系の婚活アプリです。

Facebook系婚活アプリの威力

Facebook系婚活アプリの特徴は、Facebook経由で登録が出来ることです。

人物審査などはありませんが、Facebook情報がそのままアプリ情報となりますので、嘘はつきにくくなります。リアルな人格やコミュニティを紐付けることで登録者の信頼性を担保するため、お見合いパーティのように「盛られたプロフィール」を作りにくい構造になっています。

 オファーも「いいね」ボタンのようにライトで、メッセージ機能もあります。つまり、経歴だけではなくて、メッセージを通して自分の人柄を伝えやすいという強みもあります。Facebook連携ということもあるので、お互いにFacebookフレンドにもなりやすい。Facebookを見ることによって相手を理解しやすいという利点もあります。

 出会いはバーチャルだけれども、リアルに近い情報が入ってくる。これがアプリ婚活の強みです。今後もこのトレンドは続いていきそうです。

 基本的にアプリは無料(個別にオプション料金がかかる)なので、2016年の婚活は、アプリから初めて見てはいかがでしょうか。

1年以内に婚活を卒業するための実践テク&学びの場!ガチ婚活サポートサロン
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