2017年4月22日(土)関内にて、日本最大の昆虫食の祭典、「東京虫くいフェスティバルVol.7」(以下、虫フェスVol.7)が開催された。

日本初の昆虫料理レシピアワードをはじめ、幅広い昆虫食カルチャーがギュっと詰め込まれたイベント「東京虫くいフェスティバル」。今回は第七回目を迎え、より円熟味を増してきたこのお祭りを特別にレポート!

※なお、この先リアルな「昆虫料理」の写真が掲載されています。
苦手な方はブラウザバック推奨

世界の創作昆虫料理が勢ぞろい!

虫フェスVol.7では世界中の創作昆虫料理を見て、食べて楽しむことができる。

まずは我が国、日本の「虫寿司」を見てみよう。

イナゴ、セミ、カイコ、オオスズメバチ前蛹などの虫ネタを、本物の寿司職人に握っていただく。それぞれの昆虫が持つ「素材の味」を楽しむために、寿司は適した食べ方かもしれない。

お次はフランスの創作虫料理「虫スイーツ」

こちらの虫スイーツはフランス料理のシェフに作っていただいた。見た目も可愛い5種類の虫スイーツは本イベントの中でも大人気だった。

中華からは「クロスズメバチの虫華まん」

外側にはクロスズメバチ成虫が舞い、中の餡には蜂の子をふんだんに使用している。ここに濃厚な旨味を秘めた”虫華まん”が誕生した。

そしてベトナムからは「ツムギアリのファンタスティック☆フォー」

プチっとした食感のツムギアリとパクチー薫るエキゾチックなフォーが奏でるハーモニー。まさにファンタスティックだ。

さらに今回、虫フェスにはゲームコーナーがOPEN。

その名も、「ゴキブリルーレット」

生きたゴキブリがルーレット台を疾走し、ピタッと止まった場所に書いてある景品をプレゼント。ゴキブリの気分次第で豪華景品が当たるというなんともシュールなゲーム。

豪華ゲストによるトークショー!

虫食い界を代表する豪華出演陣によるトークショーのラインナップも凄い。

ゲストトークでは、サバイバル活動の最中で昆虫食を実践しているカメ五郎さんから「アウトドア環境における昆虫食について」といったテーマで、サバイバル環境における昆虫食の重要性について語られた。

そして「恋する昆虫図鑑」の著者にして現役女子大生篠原かをりさんによる「むしくい代謝研究最前線」。篠原さん自身の研究や体験を通じてのプレゼンは、リアリティと説得力に溢れていた。

ムシモアゼルギリコ×内山昭一のタッグによる「あの映画のむしくいシーン、撮影現場裏話!」。ここでは映画の随所に散りばめられた虫を食べるシーンの裏話を紹介。

永井尋己×内山昭一の「教えて!内山先生」では昆虫料理研究家、内山昭一の謎に迫る…!

そして蟲喰ロトワの 「蟲ソムリエ実験農園」。科学的な視点での昆虫食の面白さをわかりやすくユニークなプレゼンが繰り広げられた。

日本で唯一の昆虫料理コンテスト開幕!

最後に、本フェスの目玉企画である毎回恒例の昆虫料理コンテスト「昆虫料理レシピアワード」もをレポートしよう。見た目も味もレベルの高い虫料理が今回も勢ぞろい。当日の出場者およびレシピは以下の通り。

■ゆーきうさぎさん作「サクサンとツムギアリのジェラード」

中国の蚕のサクサンをなんとジェラードに。

■デュビアジャパン コックローチコック今井さん作「虫酢がは汁」「ゴキブリのホイホイホイル焼き」「おつまみ虫」

1.「虫酢がは汁」

酸辣スープにセミがたっぷり。

2.「ゴキブリのホイホイホイル焼き」

世にも珍しいホワイトゴキブリをふんだんに使用。

3.「おつまみ虫」

サクッと美味しいミックス虫をおつまみスタイルで♪

■塚野さん作「ツムギアリのパワーサラダ」

炒めたツムギアリをサラダにのせて、栄養満点なサラダが登場。

■米とサーカス 宮下さん作「ミールワームタコス」

トルティーヤにサクサクのミールワームをたっぷりふりかけて♪

そして過去にこのレシピアワードでチャンピオンになったこともある富永さんからはこちら。

■富永さん作「昆虫テリーヌ2種」

1.「イナゴといろどり野菜のテリーヌ」

2.「タガメのテリーヌ、炙り仕立て」

イナゴとタガメの潜在能力を最大限に引き出して作った、見た目にも美しい虫テリーヌ2種が登場。

審査員がそれぞれの虫料理を翫味し、じっくり審査中。

猛者ぞろいのレシピが立ち並ぶ中、優勝レシピはゆーきうさぎさんの

「サクサンとツムギアリのジェラード」に決定!

そしてカメ五郎賞には、コックローチコック今井さん。篠原かをり賞には、富永さんが選出された。どの虫料理も、非常に甲乙付け難いハイレベルなコンテストとなった。

「虫フェス」の開催にあたって

昆虫を食べるイベントと聞くと、「虫を食べるなんて気持ち悪い!」「ゲテモノ食いの集まる悪趣味な会」など、未だにマイナスイメージが払拭できず、世間的に敬遠されがちな風潮をまだまだ感じる。

しかし、それ以上に昆虫食は列記とした食文化であることを忘れてはならない。日本の伝統食「イナゴの佃煮」や「蜂の子」などは、古くから栄養価の高い食材として重宝されてきた。また、世界に目を向ければ20億人もの人が1900種の昆虫を日常的に食べている。

そして何より、昆虫はおいしい!

栄養価も高く味もおいしい昆虫食。是非「東京虫くいフェスティバル」を通じて、多くの方に昆虫食の楽しさや可能性を感じて頂けたら嬉しく思う。

昆虫食万歳! 内山昭一のムシクイライフをとことん楽しむサロン
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