アナログレコードの祭典、RECORD STORE DAY(レコード・ストア・デイ)が4月22日に開催されます。今年のRECORD STORE DAYは世界21カ国同時開催。当日、参加店舗では数多くのアナログレコードやCD、グッズが販売されます。日本でこの日にリリースされるレコードだけを見ても70タイトルを超えるため、何を買おうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はレコード番長の異名を持つDJ・須永辰緒氏に、ご本人が今年のRECORD STORE DAYで購入を検討しているというレコードたちを特別に紹介してもらうことにしました。


2017年RECORD STORE DAYに購入予定のレコードをご紹介します。とはいえ、私がジャズを中心にプレイするDJであるということと、和モノも隔てなくフロアで並列するタイプのDJであること、そして極私的にチョイスしているということを踏まえて読んでいただけたらと思います。つまり「あまり当てにはならないよ」ってことです笑

Subliminal Calm「Subliminal Calm」2LP

レーベル名:VICTOR / HMV record shop

価格(税抜):4,300

いとうせいこう+藤原ヒロシの伝説的ユニットSubliminal Calmの唯一の作品(92年)に未発表音源、NEW MIX音源、小泉今日子のカヴァーなど6曲を追加した2016年リリースのDELUXE EDITIONシリーズがRSDにてHMV record shopの独占企画として初アナログ化!!

藤原ヒロシの1stアルバム『NOTHING MUCH BETTER TO DO』に繋がる作品とも言える本作。センチメンタルな空気感、柔らかく静粛の中に展開される優しい音。そんな中にも都会的なアプローチさをも感じさせる。UAやSunaga t. Experience feat. 猫沢エミ、藤原ヒロシ自身もカヴァーした『かすかなしるし』は常に話題性を持った楽曲として人気を博し続ける。 THE STYLISTICSの『COUNTRY LIVING』のカヴァーもこのアルバムでも代表格の楽曲であるとともに、今回は小泉今日子のアルバム『KOIZUMI CHANSONNIER』にて川辺ヒロシのプロデュースでカヴァーされた同曲のカヴァー音源も収録。未発表音源、NEW MIX音源、小泉今日子のカヴァーなど6曲を追加し、25年の時を経て待ち焦がれた最高な作品がアナログ盤で解き放たれる。

サウンド・プロデュースはDUB MASTER X & K.U.D.O.

(以下、参照元は全てRECORD STORE DAY JAPAN公式サイト

収録曲「かすかなしるし」はSunaga t experience名義で2度もカバーした曲。そのくらい好きだってことです。エバー・グリーンにも程がありますね。2LP化にあたっては当時のプロモ盤にも収録されていなかったバージョン、例えば小泉今日子が2013年にカバーした「カントリー・リビング」など貴重な音源も収録されていて、お得感もアップ。私は2枚買います。

Luv Master X「LMX#1」2LP

レーベル名:VICTOR / HMV record shop

価格(税抜):4,300

DUB MASTER X(宮崎泉) + 藤原ヒロシのユニットで唯一残した作品集LMX #1に未収録だったEXTRA TRACKを4曲収録して2016年にリリースされたDELUXE EDITONがRSDにてHMV record shop独占企画として初アナログ化!!

DUB MASTER X (宮崎泉)と藤原ヒロシが93年にリリースした唯一のアルバム(作品集)とし知られる『LMX #1』。アナログはENDRPHIN LABELのPROMO盤でしか存在しないレア音源として知られ、長年に渡り伝説的に語り継がれる極上なリラクゼーション・ミュージック作に新たに未収録音源を4曲収録してリリースされるDELUXE EDITION。

聴き処の一つとして、いとうせいこう作詞、ゲスト・ヴォーカルにYOU (ex, FAIRCHILD)を迎えたJAPANESE LOVERS大名曲の『むかえにきてね』を収録。REGGAE~LOVERS~DUBを経由した美しい旋律の際立った珠玉の名曲の数々。カヴァー楽曲も含み魔法の様なアレンジなど贅沢なまでにサウンド・トリップを楽しんで頂ける大名盤。

参加ミュージシャンも朝本浩文 & エマーソン北村(MUTE BEAT)、GAMOU(東京スカパラダイスオーケストラ)、ASA-CHANG、春野高広(Silent Poets)、I-GON(EL-MALO)etc,と申し分無い最高な布陣。

いとうせいこう~藤原ヒロシ(敬称略)からの先輩繋がりでDUB MASTER Xのアルバムも実は当時プロモ盤で頂いていた。元フェア・チャイルド(といっても分からないかもしれないけど)でタレントのYOUが参加した「むかえにきてね」も永遠のフロア・クラシックス。皆がオークションに張り付いて高額で落札したあのバージョンです。初出の曲やダブ・バージョンなども収録。

KYOTO JAZZ SEXTET「Song for Joy / Mission」(12inch)

レーベル名:Extra Freedom,ltd / HMV record shop

価格(税抜):3,000

スピリチュアル・サウンドに溶け込んだ一大絵巻。現代版、和製スピリチュアル・ジャズ衝撃の新曲が180g重量盤で12インチ化!

Pharoah Sandersの息子、Tomoki Sandersをフィーチャーした『Song For Unity』はアグレッシヴで力強くも優しさに満ちあふれた至上の楽曲。

こちらはジャイルス・ピーターソンがラジオで複数回プレイし大きな反響を呼んでいます。平戸祐介(p),小泉”P”克人(b),天倉正敬(ds),栗原健(ts),タブ・ゾンビ(tp)ら錚々たるメンバーが参加。

SIDE TWO『Mission』はスピリチュアルな空気感と迫力満点の疾走チューンが見事に融合し、別格の存在感を示すダブル・サイダー。

Kamasi Washingtonが好きな方にはドストライクです!!

友人のよしみw 三枚しか作っていなかったというダブプレートを※沖野くんより頂戴し、レコードバッグにずっと忍ばせプレイさせて頂いてい12インチがやっとこのタイミングでリリース。フロア・フィラーとして既に人気のスプリット12インチは何と180gの重量盤。「沖野JAPAN」鉄壁のメンバーが奏でる、グルーヴィーかつ高揚する展開は日本の様式美を感じる壮大な作品となっています。(※編集部注:DJ、レコード・プロデューサー・沖野修也)

見砂直照と東京キューバン・ボーイズ「Funky Nassau / I’m the Man」(7inch)

レーベル名:日本コロムビア / HMV record shop

価格(税抜):1,900

”KING OF DIGGIN”MURO氏がセレクトした“JAPANESE 45”シリーズ最新作!!

和製レア・グルーヴ最高峰、東京キューバン・ボーイズ/ガッツ・自動車野郎から『Funky Nassau』『I’m A Man』のカヴァーをシングル・カット!

和ジャズ・コレクターのみならず、多くの音楽ファンが夢にまで見た初7inch化。

水谷公生(g)をゲストに迎え、編曲に前田憲男が参加、あまりにも圧倒的な完成度を誇るファンキーかつジャズ・ロックのアレンジに度肝を抜かれます!!

オリジナル・プレスは東京キューバン・ボーイズの作品の中でも郡を抜いて希少性の高い作品。

もちろん、ジャケットはオリジナル・アート・ワークを7inchサイズに再現!!

同じ構図のLPからはKing of diggin’ことMUROくん選曲による嬉しいシングルカット。こういう企画もRECORD STORE DAYならでは。最近は7インチだけでプレイするDJが多い背景もあって、みんなに喜ばれるダブルサイダーなんじゃないかな?自動車レースがテーマとなっているアルバムの関係で冒頭に走行音が挿入されていて楽しい。

TODD RUNDGREN 「瞳の中の愛/ ハロー・イッツ・ミー」(7inch)

レーベル名:WARNER MUSIC JAPAN

価格(税抜):1,950

70’s至高の名盤『Something/Anithing』のオープニングを飾り、多くのアーティストにカバーされ続ける説明不要の永遠のドリーミーポップチューン「I Saw The Light」。こちらもIsley Brothersなどがカバーした、男女の微妙な距離感が切ない歌詞で全米5位に輝く名曲「Hello,It’s Me」。このマスターピース2曲のカップリングは来日記念盤『瞳の中の愛/ハロー・イッツ・ミー』として1976年にリリースされました。今回その当時の国内盤7inchを再現しRSD2017アイテムとして完全限定リリースいたします!

この2曲は76’年の来日記念盤として制作されたそうです。カバー曲も多数、マスターピースな2曲だけに、この7インチシングル盤を探していた人も多かったのではないでしょうか?中々オークションにも出て来ないレア・シングルとして海外のコレクターも探していたレコード。こちらもRECORD STORE DAYならではのリリースという気がする。これは持っておきたい。

フェイ・ウォン「夢中人」(7inch)

レーベル名:UNIVERSAL MUSIC / JET SET

価格(税抜):1,900

公開から20年以上経った現在も’90年代アート・フィルムの傑作として支持を受けるウォン・カーウァイ監督作『恋する惑星』。その主題歌としてヒットしたThe Cranberriesの代表曲”Dreams”のカバー曲「夢中人」が、日本独自企画の7インチ・リリースです!

香港の歌手、女優として世界的に活躍するフェイ・ウォン。自身主演で’94年に公開された『恋する惑星』のエンドロールに流れ、同映画のファンに鮮烈な印象を残した「夢中人」は、当時カリスマ的な人気を誇っていたアイリッシュ・バンド、The Cranberriesのカバー曲です。透明感と浮遊感に溢れるアコースティック・サウンドに彼女のハイトーン・ヴォイスが舞う、正に夢見心地のロマンス・ポップ・チューン。インディ・ポップやオルタナティブ・ロックのリスナーにも愛される名曲です!さらにカップリングは同映画の挿入歌「白昼夢」を収録。こちらはCocteau Twinsが’93年に発表した”Bluebeard”のカバー曲で、センシティブでクリアなギター・サウンドに神々しい女性コーラスが降り注ぐシューゲイズ・ポップ・チューンとなっています。

日本語訳を掲載した歌詞カード付。

90年代に公開された映画「恋する惑星」のテーマ曲。これは完全に趣味。私、イザベラ・アジャーニャとフェイ・ウォンの映画だけは漏れなくフォローしてましてwwクランベリーのカバー曲ながら完全に原曲を凌ぐキュートさ。UKアコースティク・マナーなアレンジも素敵です。隙があればプレししちゃおうってタイプの曲です。当時は何故かカセットテープで持っていましたので7インチでリリースされるというのは本当に感慨深い。必ず買う。

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