MB LABO -ファッションの集合知へ-」は、ファッションバイヤー/ファッションブロガーMB氏が主宰する、メンズファッションをテーマにしたサロン。


サロンでは、着こなし写真への意見交換、アドバイザーからのコーディネート診断、MB氏によるファッション談義や業界裏話などの交流型コンテンツが用意されており、会員たちが日々ファッションセンスを磨きあっています。

プレスイベントやファミリーセールへの招待などリアルイベントも活発ですが、この日行われた限定40名のオフ会はいつもと少し毛色の違う「婚活修行イベント」。

「婚活パーティにオシャレな服を着て行っても、その先につながらなければ意味がない」ということで、外資系高級ブランドの接客を長年経験してきた“対人のプロ”であるMK氏を囲み、女性との接し方を実践的に学びます。

集まった会員は、「婚活パーティで出会った女性との初めてのデート」というお題に沿ったコーディネートで来場しているので、とにかくオシャレ!今日は講義のほかに誰がオシャレなのかを投票で決める大会も行うのですが、ひとり残らずスタイリッシュなので大混戦になりそうです。

MK氏が語る、女性と距離感を縮める秘訣

MK氏「今日お話ししたいのは、ナンパのコツなどという話ではなく、接客論をベースにした“相手の懐に飛び込んで関係性をつくるための方法”です」

本日の講師を務めるMK氏は25歳で外資系高級消費財ブランドの販売に携わり、ルイ・ヴィトン、グッチなど一流ブランドを購入される方の接客業務に15年間従事。そんなMK氏が、自らの体験から編み出した「相手との距離感を縮める方法」について語ります。

MK氏「まず何よりも大切なのは、相手の利益を考える視点を持つこと。これを意識するだけで、伝える言葉や行動が相手の心に届くようになります。自分主体ではなく相手主体のコミュニケーションを考える、ということですね。では、相手主体のコミュニケーションとは何なのか。僕が実際に婚活パーティで見聞きした会話を例に考えてみましょう」

連絡先交換のときに交わすのは二言三言ですが、かける言葉が自分主体か相手主体かによって、次につながるかが大きく違ってくるそうです。

Aくん 「よかったら連絡先を教えてもらえますか」
Bくん 「〇〇さん、さっきはどうもありがとうございました! また〇〇さんのお話をききたいので、連絡先を教えてもらえますか」


Aくんは「連絡先を知りたい」という自分の要望を伝えているだけですが、Bくんは相手への感謝を伝えたうえで、「あなたとの時間は楽しい」ことを表現して相手を肯定しています。

Aくん 「二次会に行きませんか」
Bくん 「お腹すいてませんか。ずっとお話ししていたのでお腹好いていると思います。この近くにレストランがあるので、よかったらご一緒しませんか」

ここでも、Aくんは「二次会に行きたい」という自分の要望を伝えているだけですが、Bくんは相手主体の言葉を投げかけています。ビュッフェスタイルのパーティでは、話すのに忙しく空腹のまま時間終了になる可能性が高いのです。だからこそ相手視点で「お腹が減っていないか」と考えて、相手が利益を感じられるような言い方を心がけるのが大切とのこと。

MK氏「婚活パーティでは、相手のことを知ろうとして質問攻めにしてしまう男性も多いんですね。でも、尋問されても相手はうれしくない。自分の利益で質問をぶつけるのではなく、相手の視点で質問を投げかけてみてください。たとえば、相手の女性が飲み物を持っていなかったら、ドリンクをお持ちしますね、お酒は飲めますか?と声をかけてみる。喉が渇いていないか気遣い、好みに合ったドリンクを持ってくることで、相手も居心地よくあなたと話せるはず。相手が楽しめているか、リラックスできているかを意識してみてください」

確かに、「ご出身は?」「お住まいは?」「趣味は?」「お仕事は?」「職場は?」と尋問のように聞かれても、値踏みされているみたいで窮屈に感じてしまいます。「アルコールは飲むんですか?」と一言だけ言われたら、「酒好きかどうか試されている?!」と警戒してしまいますが、好きなドリンクで喉を潤せるように気遣っての質問なら、優しさを感じてうれしくなりますね。

MK氏「さらにもう一歩、相手の懐に踏み込む上で大切なのは“賞賛”です。ただ褒めればいいという訳ではなく、この人の素敵なところを見つけたいと思う姿勢が大事です。パーティに参加する女性は、男性が思っている以上にファッションに手間もお金もかけているんですよね。髪色や髪型、ドレス、ネイル、アクセサリーと全身に気を配っていますし、それが人からどう見えるかも気にしています。だから、お話するときに、素敵だなと思ったところを褒めてください。誰でも、自分のこだわりを理解してもらえるとうれしくなるものなので。照れくさいかもしれませんが、褒められて嫌な気持ちになる人はまずいません」

今日の講義でMK氏が一貫して教えるのは、次のデートの約束を取り付けるための小手先のテクニックではありません。相手視点のコミュニケーション、相手への気遣いが大切だと語るMK氏の話に、参加者たちが真剣に耳を傾けます。

MK氏「パーティに行くと、男はどうしても自分の好みの女の子がいるかが最大の関心事になりがちです。でもそれだと、好みじゃないと思った瞬間、興味を失って関係が発展しなくなっちゃうんです。ここでも、自分視点ではなく相手視点で考えることで、幅が広がります。そもそも、女性が婚活イベントに参加するとき、どこか不本意な気持ちがあると思うんです。周りが結婚出産と進む中で取り残されてしまった孤独感や、周囲の男性が自分に無関心でさみしい気持ち、年齢的なプレッシャー……。そこをくみ取って、寄り添うのも男性の役割。最初は恐怖心や警戒心を持っていた女性が自分と話す中で、今日のパーティは楽しかったな、来てよかったな、と思えるように、がんばってみてください」

どこまでもジェントルマンな、MK氏流の女性との向き合い方。実際に、パーティでこんなに優しくて気遣いのできる男性がいたら、思わず好きになってしまいそうです……!

ほかにも、「『モテる』とはそもそもどういうことか」「うまくいかなかったときの振り返り方」など、女性と向き合う中で大切になるポイントの数々を、MK氏の解説でじっくり学びました。

コーディネート大会!今日のファッションのポイントを発表

MK氏の講義が終わると、次は全員参加のコーディネート大会がスタート。

ここまで婚活パーティで関係性を深める会話や振る舞いについて学んできましたが、やはり男女の出会いにおいては見た目の印象もとても大事。コーディネート大会で競い合い、意見を交換することによって、実際のパーティで魅力的な自分を演出できるファッションを知ることが目標です。

事前に発表されたこちらの条件を踏まえて、みなさんコーディネートを考えてきました。



1.合コンもしくは婚活パーティに参加し、興味があった女性と連絡先を交換した初めてのデート。
2.合コンもしくは婚活パーティに参加した自身のコ—デは、9:1もしくは8:2の割合でドレス寄り。
3.デートは、CAFEでのランチ、一人1000円から3000円くらいの予算。

MB氏「この3つの条件を踏まえて何を考えてほしかったか、発表の前に少しお話します。ファッションに強い関心のあるみなさんには、洋服で相手を魅了できるという強みを最大限活かして欲しい。初回のパーティと同じドレッシーな雰囲気では変化をアピールできずにもったいないので、デートの時には相手にギャップを認識させたいところ。例えば、初回がスラックスに革靴だったらデートの時はデニムにワークブーツとか、振り幅と興味をかきたてることができます。一方で、オシャレすぎるのはNGです。デートの主役は女性ということを忘れないで。服が好きすぎて自分の好きな服をただ着ているだけでは、女性にとっては理解不能です」

「MB賞」「MK賞」に加え、全員で投票しあって最多得票を獲得した人が「MVP」に輝きます。数人ずつ前に出て、今日のコーディネートのポイントとどんな意図があるかについて、ひとりずつ発表開始。

「はじめて会ったパーティでは絶対にジャケットを着てるな、と思ったので、印象を変えるために柄のシャツにしました。きれいにまとまり過ぎてもつまらないので、ハッピーソックスを着用し、足元に小ネタを入れたのもポイントです」


「女性より目立っちゃだめだな、と思ってできるだけ色を抜いてきました。でも、ただのモノトーンだとつまらないですし、MBさんがLABOで『赤はモテ色だ』と言っていたので差し色に赤系のブレスレットを入れてみました」


「このあと高級路線の店に行く可能性もあるなと思ったのでジャケットを選びましたが、ドレス感が強くなりすぎないようにそでまくりとロールアップで抜け感を出してみました。住んでいる土地柄デートをするならドライブなので、シワになりにくい素材であることも重視しましたね」

「春先で気温も読みにくいので、体温の調節がしやすいようにストールを取り入れました。夜になって女の子が寒くなってしまったら、これを巻いてあげてもいいですし」

想定したデートのシチュエーションも、何を狙ってコーディネートをしたのかも、ひとりひとり違うので、自分にない視点を持つことができて勉強になります。まさに、MB LABOが目指す「ファッションの集合知」です。

ちなみに、MB氏のコーディネートは、「パーティではセットアップをかっちり着ているはずなので、今日は崩したセットアップにした」とのこと。帽子と眼鏡もポイントです。

MB氏「帽子と眼鏡って、アイテム自体もおしゃれだけど、外せるのがいいところなんだよね。外した時の印象がガラッと変わって、意外性がある。女の子に帽子と眼鏡を外してるのとつけてるのどっちが好き?って聞いてみてもいい。即席でその子好みのコーディネートができます。ジャケットの脱ぎ着も、印象を変えるには有効。インナーをシンプルにすれば、上を脱いでも全体のイメージってそんなに崩れないんですよ」

受賞者発表!いちばんオシャレなのは誰?!

全員の発表が終わり、「一番おしゃれだと思った人」の名前を投票用紙に書きます。

そこでなんと、集計中に「女性目線でオシャレな人を選んでほしい」という意見が上がり、会場の後ろの方で取材をしていた私が急遽「女性賞」の審査員になることに!

みなさんオシャレなので一人だけ選ぶのには苦労しましたが、3人の審査員+MVPが決まりました!

◇女性賞:Sさん
僭越ながら私が選ばせていただいたのはこの方です。色合いやシルエットはスッキリとまとめつつ、タートルネックのかわいらしさが引き立っていて素敵でした。エンベロープ型のクラッチバック、ブレスレットなどの小物使いも洗練されています。

◇MK賞:Kさん
白シャツにボーダーと爽やかですが、シャツはインせず少し崩したコーディネート。



MK氏コメント:「この、崩しすぎず綺麗すぎずというバランスが大事なんですよね。こんな風にうまくまとめられると、女性は自分のためにいい感じの服を着てきてくれたってうれしくなると思います」

◇MB賞:Tさん
カーディガン素材のジャケットに、デニムシャツ。パンツの色は重めですが、足首には素肌も覗いて抜け感もあります。



MB氏コメント:「崩し方が絶妙。シルエットはスタンダードだけど、適度な装飾性がある。変わった素材を使ったり柄のストールを入れたり、表情がつけるのがうまい」

◇MVP:Oさん
会場前による投票で選ばれたのはこの方。薄手のニットのアンサンブルはツヤがあるテクスチャで、ユニクロで購入したとのこと。デニム素材のシャツがのぞき、首元にはスカーフも。

MB氏講評:「下半身がダークトーンなのに対して、上半身がちょうどいいグレーでバランスがいい。ボタンの大きさ、色合い、形が適度なかわいさなのもいい。ユニクロって結構ボタンを細かくつくるんですよね」

こうして、3時間に渡って「婚活」を切り口に、コミュニケーションとファッションについて学び、イベントはお開きになりました。


この後もサロンのリアルイベントは盛りだくさんで、オープンしたばかりのGINZA SIXへのショッピングツアー、一般人はなかなか行けないサンプルセールへの招待なども開催される予定です。

MB氏によると会員の発案によるプロジェクトを立てたり、事業化したりするのは大歓迎とのことで、「ファッションが好き」という共通点がある会員同士で、いろいろな交流の可能性がありそうです。


大好きなファッションを追求したい方から、催促でオシャレな自分を手に入れたい方まで、「MB LABO -ファッションの集合知へ-」はいつでも新しい参加者を歓迎しています。

皆さんもMB LABOでもっとオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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ファッションバイヤー/ファッションブロガーMB による”ファッション”をテーマにした会員制オンラインサロン。...