2016年10月、かつて自主製作映画の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」で常連の人気監督として知られ、2010年以降は『監督失格』や『青春100キロ』などの作品で話題を集めた稀代の映画監督、平野勝之氏のオンラインサロンがスタートした。

プロフィール:平野勝之
映画監督1964年生まれ。16歳『ある事件簿』でマンガ家デビュー。18歳から自主映画制作を始める。20歳の時に長編8ミリ映画『狂った触角』で1985年度ぴあフィルムフェスティバル」初入選以降、3年連続入選。その後AV制作会社シネマユニット・ガスへ入社。『水戸拷悶』『プライバシーゼロ秘密ライフ』等、抜けないが面白さを追求したドキュメンタリー調のAVを数多く手掛ける。代表的な映画監督作品として『監督失格』(2011)『青春100キロ』(2016)など。

サロンコンテンツの目玉は、二つの映画コンテンツ。「平野勝之8ミリ全作品集」と「月刊平野勝之アーカイブ」だ。

「平野勝之8ミリ全作品集」は平野監督がアマチュア時代に製作した8ミリ映画を月代わりで配信するコンテンツ。「月刊平野勝之アーカイブ」はAV作品を再編集し劇場版として公開した作品を中心に、こちらも月代わりで配信する。

もちろん、ただ映像が配信されるだけではない。配信される映画のオリジナル解説、当時を振り返っての感想、裏話なども読むことができる。8ミリ映画はもちろんのこと、DVD化されていないものや、今では入手困難な作品も多く、ファンにとっては垂涎のコンテンツだ。

今回は、2016年12月1日より配信される二本の映画を監督のコメントとともに紹介しよう。

「平野勝之8ミリ全作品集」

ハシ

○『ハシ』(8ミリ/1983年/23分)

 

解説)8ミリ作品第3作。マザコンの少年、ハシのお話。鬱屈した少年の心の中を映像化したようなシュールなドラマです。タイトルは村上龍の「コインロッカーベイビーズ」に登場する少年、キクとハシから引用されたものです。小学生の頃の女優・鈴木砂羽さんが1カット、出演している。砂羽ちゃんのお母さんも出演しています。当時、砂羽ちゃんのお母さんと知り合いで、砂羽ちゃんは「平野のお兄ちゃん」と自分のことを呼んでくれていて、すごく仲が良かったのです。

 

感想)ええと、これは、当時、僕は年上の女性が好きでして(笑)・・憧れと、鬱屈が、グシャグシャになっている感じを描きたかったのだと思います。この気持ち悪い感じを映画にしよう、と。参考にしたのが、当時、感銘を受けていた村上龍の「コインロッカーベイビーズ」で、主人公の二人の少年、キクとハシ、からタイトルを取りました。ハシの気持ち悪い感じが、このお話に近いかと思いました。今、自分で見るの恥ずかしいし、嫌なんですけど、これは、客観的に見ると初期10代の頃作ったものの中では、結構良いと思います。うん・・・・10代の頃の中では面白いですよ、これは。ラストとか今、見ても素晴らしいですね、うん。(平野)

「平野勝之8ミリ全作品集」は、18歳の頃に製作した処女作『GUST』〜24歳に制作した1988年の『雷魚』まで、計15作品網羅。『狂った触覚』『砂山銀山』『愛の街角2丁目3番地』など「ぴあフィルムフェスティバル」の常連だった時代の作品も今後配信予定だ。

「月刊平野勝之アーカイブ」

釈八

○『セックスフレンズ 釈八恵 劇場版』(2001年/77分/V&RPLANNING)

 

解説)人をすぐ好きになってしまうAV女優、釈八恵。性格の良さが災いしてか、仕事仲間に頼まれると断れず、監督平野をはじめ、カンパニー松尾、バクシーシ山下、カメラマン&ハマジム代表の浜田(ハマヤン)と、次々とプライベートで関係を持ってしまう。彼女は天使か?悪魔か?地雷を踏むのは果たして誰か?ヤルのを選んだ人間たちの青春?喜劇。

 

感想)「これは珍しくタイトルと中身が合ってますね(笑)自分の付き合ってる女性が、もしもとんでもないヤリマンだったら?他の男の前でどんな態度を取るのか?そんな興味から作ったものです。これね、構造的には好きだった金田一シリーズとか、探偵小説の手法を導入してます。つまり、ある現象を見せておいて、後で実際どうだったのか?という謎解きみたいな面白さを狙ってみました。これ見てると、ヤルか?ヤらないか?なんて問答してないですね。問わずにヤってますよ、みなさん。でも、おかげでカンパニー松尾、バクシーシ山下、ハマヤン、全員、地雷を踏んでます。どんな地雷か?は見てのお楽しみ。未DVD化。(平野)

8ミリ映画、そしてAV業界を経て確立した、エロ、ナンセンス、そして人間が持つ極限のリアルを描く「平野映画」の真髄を体感できるコンテンツだ。

オフ会、フォトエッセイ、ニュースレターなどその他コンテンツも盛りだくさん

月一回程度行われる「オフ会」やサロン内で配信される「フォトエッセイ」「ニュースレター」などのコンテンツもサロンの魅力だ。先日行われたオフ会では、11月の「月刊平野勝之アーカイブ」で配信された映画の出演・撮影を担当したデモ田中氏ペヤンヌマキ氏をゲストにお招きし、映画の話題や過去の制作現場の話題で大いに盛りあがった。こうした機会もある種業界では伝説的存在になりつつある平野勝之監督の人徳がなせる技である。

ペヤンヌ

またオフ会の参加者には平野監督直筆のニュースレター(カラー)「悪い子通信」が配布された。オフ会に参加できない方は、郵送で受け取ることも可能だ。平野監督曰く「ワクワクしてポストを開ける気持ちを思い出して欲しい」とのこと。ぜひ楽しみにしていただきたい。

悪いこ

その他サロン内では平野監督の自転車旅のフォトエッセイ、書き下ろしのイラスト(落書き)など様々なコンテンツが盛りだくさんだ。

平野

デモ田中

【告知】12月23日(金・祝)「平野勝之オールナイト上映会」開催決定!!

そんな平野勝之監督のイベントが開催される。オンラインサロン「平野勝之倶楽部」の会員は特別価格での参加が可能だ。

✩概要
四谷OUTBREAK!にて平野勝之オールナイト上映会を開催いたします!! 通常3,000円のところ平野勝之倶楽部の会員は、特価1,500円(ドリンク込み)でご案内いたします!会員限定、貴重な特典プレゼントあり!

日時:12月23日(金曜日)24:00〜
会場:四谷OUTBREAK! 東京都新宿区四谷2-10 第2太郎ビルB1
地図: https://goo.gl/DZXdhA

✩上映作品

■「UNDER COVER JAPAN」 劇場版 平野MIX 110分 2004年 ハマジム 撮影:カンパニー松尾 平野勝之 真喜屋力

■「白 THEWHITE」 118分 1999年 V&Rプランニング 

☆JR四ツ谷駅からの行き方
四ツ谷口を出てケンタッキー方面に直進。吉野家・花屋・自転車屋さんを右に見ながら進むと松屋があります。その隣のビルのコーヒー屋さん「MORIVA COFFEE」の地下1階です。

☆丸の内線四谷3丁目からの行き方
4番出口を出てアンテンドウ(パン屋さん)を左手にみながら直進。ファミリーマート・みずほ銀行・UFJ銀行・サンクスを超えてコーヒー屋さん「MORIVA COFFEE」の地下1階です。

▼入会はコチラ

バナー

平野勝之倶楽部
平野勝之倶楽部
平野勝之倶楽部
こんにちは、平野勝之です。これまで映画監督として約34年カメラを回し続けてきました。「監督失格」「青春100キロ」などのおかげで様々...